かけはし福祉会が目指すもの

 「ひとりぼっちで過ごす在宅の障がい者をなくそう」「地域社会で人とつながり合いたい」という障がい者とその家族、そして地域関係者の方々の「願い」を実現するため、1986年に小規模作業所「大正共同作業所」はつくられました。

 2008年にはNPO法人「かけはし福祉会」を設立、地域活動支援センターとして、これまで知的障がいのある利用者の方々と地域をつなぐ「かけはし」として活動してまいりました。

 この間様々な困難がありましたが、当初の願いを忘れることなくそれらを乗り越え、2015年に障害者総合支援法に基づく「生活介護」事業所として新たにスタートを切り、願いをさらに大きく実現させるための作業所づくりを目指していくことになりました。

 そして2017年には増加する利用者受け入れに対応するため、現在の大正区三軒家東1丁目に移転をしました。10年先、20年先を見据えたサービスの拠点となれるような場所へ移ることができたと考えています。

 

 私たちは作業所に通い、ともに働く人たちのことを「仲間」と呼んでいます。作業所には今日も、障がいのある仲間たちが元気に通い、働く喜びと仲間を大切にする心を育んでいます。

 私たちは、これからもっと家族や仲間一人一人の願いを尊重し、一人一人の個性を理解し、心ゆたかに毎日を送れる場、働く場として、地域の皆様に支えていただきながら学び、成長を続けていきます。

 

 人と人、心と心、そして明るい未来をつなぐ「かけはし」となれるように。